《BOOK》青葉台駅チャリンコ2分 / 鈴木 カオリ
何気なく書店で手に取ったのは、1年以上前。
書き出しに惹かれはしたものの、その時に持ち合わせがなかったのか、その日買っちゃうことで荷物が増えるのがイヤだった(私は《重いモノ》が大嫌い)のか、いずれにしても買いそびれたまま時は過ぎ、先日図書館でたまたま見付けて、読んだ。
自堕落な日々を送る女子大生が自転車競技に出会い、挫折し、自転車が縁で伴侶を得て、
MTRの専門店:轍屋をオープンさせるまでの実話。
読んでもらう、ということに主眼が置かれていないような平板な文章で、各エピソードの分量というか“ここはもっと緻密に”“ここはあっさりと、もしくは無くてもいいかも”という配慮が感じられず、故に1冊を通して何が言いたいのか不鮮明になっているように感じられて、はっきり言って消化不良。
自転車のこと。
伴侶のこと。
店のこと。
筆者のなかではどれも大切なことなんだろうなあ、とは思うんだけど、どれかに絞って書かないと、この筆者の力量じゃ厳しい。
それぞれのエピソードがもったいない。
でも、私は、女子の眼から見た(感じた)自転車競技、というのが文字通り真新しくて、そう言った意味では面白かった。
で、さらにたまたまコレ↓を今更観まして。
《青葉台駅〜》を読んだ後でしたから、自転車の、ロードレースが近しいものに思えて、何だか熱くなりました。
感じ入る場所が、ほとんどの女子とは違うんだろうなあ。。。とは思いつつ。
いや、作品そのものもさすがに丁寧に作ってあって、もっと評価されてもいいのに、と。
観る(観た)人は女性が多いのかしら?
男の目線・心の動きなんだろうなあ、というシーン(カット割、と言うのかしら、アニメでも)が、作品を理解するのに重要──と思われるところに何箇所かあって、多分それらのシーンに共鳴する人が多ければ多いほど評価が上がるんでしょう。
私にはニュアンスは伝わるけど、シンクロするにはもうひと声!ってところでした。
2006年05月28日 BOOK トラックバック:0 コメント:0