《movie》世界の中心で、愛をさけぶ
原作は全く泣きどころがなかったけれど、映画版は凄く良かった。
原作は「大事なこの人がこの世からいなくなってしまったら、どうしよう」という部分では訴える部分は確かにあったのかも知れないけれど、既に《大事な人を亡くしてしまった》者には上っ面のファンタジーとしてしか、捉えることが出来ない。
あの人がいない世界で、何故私は生き永らえているのだろう。
ことある毎に思う、この気持ちを、原作からは私は感じ取ることが出来なくて、嫌になった。
その嫌な印象だけが心に残って、原作の詳しいディテールは憶えていない。
映画版は、原作にはいなかったキャラクター、サクの婚約者:リツコ と写真館の親父:シゲ爺 を使って、《めぐり合い》というものが丁寧に描かれている。
リツコがいいコでねえ、そのことがサクの、アキを亡くして以降の半生を逃げずに生きてきたことを表しているようで、とてもとても泣けた。
あと、台風の高松空港でアキが言った「(自分はサクより1週間ほど早く生まれているから)あなたが生きてきたなかで、私がいなかった日は1日もない」という台詞、サクを残して逝くアキ・アキを失うサクふたり気持ちが交錯するあのシーンがズシン、と来た。
行定監督、というポイントでのみセレクトしたDVDだったけれど観て良かった。
端役でいろんな俳優さんが出てるのも、なんかいい。
ブーム、とか言われちゃって、観そびれちゃった大人も多いと思うけど、観て損はない。
2006年08月10日 MOVIE トラックバック:1 コメント:1
《movie》七人の侍
ストーリーは教養レベルでは知ってるけど、そう言えば、ちゃんと観たことがなかった。
で観たら、すごく面白かった。
200分超という長さなのに、全然飽きずに観れた。
作りが丁寧で、欲も嘘もないように映るから、嫌味がない。
この人は今こういう気持ちの筈だから、このカットが来て欲しい、と思うと、ちゃんとそのカットが来る。
素晴らしい。
惜しむらくは、台詞が聞き取れないところは多くあること。
でも、画だけでも汲み取れる部分がほとんどなので、《字幕》で観る必要はない、かも。
観終わった後、何故か《もののけ姫》が観たくなりました。
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七人の侍@映画生活
2006年07月24日 MOVIE トラックバック:0 コメント:0
《movie》赤目四十八瀧心中未遂
難しい。
自分の中のどこの部分にギアを入れて観たらいいのか、全然判らなかった。
監督にも原作にも、私は造詣が深くないので、慎重に観ていたんですが。
「激しいまぐわいの後。。。」
というようなイクシマのナレーションのあとはコメディにしか捉えられなくなってしまった。
なんでしょうね、北野武へのコンプレックス──憧憬なのか、嫉妬なのか?
そのわりには、画像も「デジカムで撮りました」って感じでパキっとしてて色気がなく、音楽も取ってつけた感じで理解不能、でした。
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赤目四十八瀧心中未遂@映画生活
2006年07月18日 MOVIE トラックバック:0 コメント:0