《BOOK》ウンベルト エーコ / フーコーの振り子
読み出しました。
《
薔薇の名前〈上〉〈下〉》に10年間で5回チャレンジし、やっとのこと読み切った、というのに、身の程も省みず《フーコーの振り子》を読み出した。
今、上巻の3章。
これねえ、多分、読み物として訳されてない。
学者さんが、読み物としての色気を意識しないで、忠実に訳したんだろうなあ、と思う。
センテンスとしてのリズムとか、ぐしゃぐしゃで読みづらいったら、ない。
内容は興味深いんだけど。。。最後まで読めるかなあ。
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2006年07月09日 BOOK トラックバック:0 コメント:1
《BOOK》マーガレット アトウッド / 侍女の物語
巧い。
近未来のアメリカ、ある女性:オブフレッドの一人称。
彼女の日常と思い、旧時代への回想でページは進む。
タイトルの『侍女の物語』の“物語”というのも、キーワード。
彼女は、書きたい、でも《侍女》は紙もペンも持つことは許されていない、という意味合いのことが端々に書かれていて、「じゃあ、今わたしが読んでいるコレは何?」という違和感があるが、最終章ですべてタネ明かしされて、もの凄く納得。
もともとの組み立ても上手なんだけど、翻訳がいい。
読んでいて、途中から翻訳モノだということを忘れていた。
しかも、著者は女性だけれども、訳者は男性。
なのに、全然嫌な感じがしない。
多分、原文もいいんだろうけど、訳者の腕も相当なものでしょう。
素晴らしかった。
2006年06月09日 BOOK トラックバック:0 コメント:0
《BOOK》青葉台駅チャリンコ2分 / 鈴木 カオリ
何気なく書店で手に取ったのは、1年以上前。
書き出しに惹かれはしたものの、その時に持ち合わせがなかったのか、その日買っちゃうことで荷物が増えるのがイヤだった(私は《重いモノ》が大嫌い)のか、いずれにしても買いそびれたまま時は過ぎ、先日図書館でたまたま見付けて、読んだ。
自堕落な日々を送る女子大生が自転車競技に出会い、挫折し、自転車が縁で伴侶を得て、
MTRの専門店:轍屋をオープンさせるまでの実話。
読んでもらう、ということに主眼が置かれていないような平板な文章で、各エピソードの分量というか“ここはもっと緻密に”“ここはあっさりと、もしくは無くてもいいかも”という配慮が感じられず、故に1冊を通して何が言いたいのか不鮮明になっているように感じられて、はっきり言って消化不良。
自転車のこと。
伴侶のこと。
店のこと。
筆者のなかではどれも大切なことなんだろうなあ、とは思うんだけど、どれかに絞って書かないと、この筆者の力量じゃ厳しい。
それぞれのエピソードがもったいない。
でも、私は、女子の眼から見た(感じた)自転車競技、というのが文字通り真新しくて、そう言った意味では面白かった。
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2006年05月28日 BOOK トラックバック:0 コメント:0